ちょっとした神殿気分を味わえる外郭放水路

首都圏の安全を守る巨大な地下水道施設 外郭放水路

外郭放水路は、東京都の国道16号線の下にある水道施設です。
6.3キロに亘って巨大な放水路が作られていて、水槽や立て坑、トンネルなどで構成されています。

雨水をここに流して、適度に量を調整しながら放水するという役割を担っていて、首都圏の防災に大きく役立っています。
一度に大量の雨が降った時には、洪水や冠水被害を防ぐために、この巨大な施設の中に水を貯めこんで、水量が落ちついた時に随時放水するというシステムを採っているのです。
元々は単なる防災用の施設なのですが、都ではこの施設を一般に公開して、都民の防災への意識を高めるという取り組みをしています。

もちろん、防災について学ぶためにこの施設を見学するのはタメになりますが、それと同時に人間が作った巨大な施設の凄さを見られますね。
地下神殿とさえ呼ばれる圧倒的な迫力を誇る施設ですので、実際にこの施設を見ると、どれだけの巨大プロジェクトだったのかを想像できるでしょう。

個人でも見学の申し込みができる

外郭放水路の見学は随意申し込み受付がなされています。
個人で一人で申し込むこともできますので、都合の良い日時に予約をすると良いでしょう。
見学会では、この外郭放水路の内容を模型やビデオなどを見ながら解説してもらい、外郭放水路の主要な施設となっている巨大な調圧水槽を実際に見ることができました。

工事やメンテナンス、気象条件などによって見学会が行われないこともありますので、事前にホームページなどで情報をチェックした上で予約をすることが求められます。
見学会では多少徒歩で移動したり、施設内を歩き回ったりしますので、歩きやすい恰好で行くようにしましょう。

地底探検ができる施設もある

外郭放水路では、様々な防災に関する情報を提供する施設として龍Q館を設けています。
この施設では、地底の様子をバーチャルで体験できるエリアがあり、外郭放水路がどのように動いていて、首都圏の防災にどのように貢献しているかを知ることが出来るのです。

また、ポンプ設備の模型が並んでいるコーナーもあって、どれほどのパワーを持ったポンプがこの外郭放水路で使われているかを見ることもできます。
さらに、たくさんのパネル類が並ぶ操作室をガラスを隔てて見ることができるのも、この龍Q館ならではの楽しみです。
映画に出てきそうな、無数の計器が並んでいる部屋の様子を見学して、ここで働く人たちが細かく外郭放水路をコントロールしているのが分かります。

外郭放水路は一般の観光スポットとは違った体験ができるところで、有意義な時間を過ごせました。
たまにはこうした施設を訪れて勉強をするのも楽しい時間となりますね。