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ブランド品より夫の早めの帰宅

朝食をとる夫婦

胸を打ったとある記事

夫婦というより、家庭のあり方について考えさせられる記事を読みました。
多忙にかこつけて家庭をおろそかにしている夫と、一緒に家庭を守ってほしいと思う妻。
共働き夫婦であるにも関わらず、当時夫は一切家事や育児のサポートをしなかったのだそうです。

離婚の危機を乗り越えて和解し、夫はできるだけ早く帰宅して育児を手伝うようになる。
そんなある日、妻が喜ぶと思ってブランド品を土産に帰宅すると、妻は喜ぶどころか「分不相応な品よりも、あなたが早く帰宅してくれるほうがよっぽどうれしい」と言ったのです。
夫はその意味をしっかり理解し、その後も円満な家庭生活は続いているとのことでした。

妻が求めるものは何か

例えば夫に充分な収入があり、妻は専業主婦で育児につきっきりでも負担にならず、それぞれの仕事をこなして家庭をつくっているのであれば、きっと妻にブランド品をプレゼントしたら喜ぶというケースもあると思います。
今回登場した奥様は、もともとお坊ちゃん育ちの夫に疑問を感じ、家庭を作っていく上で目を覚ましてほしい面が多々あったとのことですので、ブランド品をもらうことが彼女の幸せではなかったということなのでしょう。

それぞれの家庭の事情や環境がありますので、奥様がほしいと思うものも違うのは当然。
もちろんそれは夫にもいえることですが、互いが求めているものが何かということを理解し、それに対して尽力することが、家庭を作っていく上でもっとも重要なことであるように思います。

「妻」も「母」も強い

一概にはいえませんが、家庭を構築していく上で、妻が夫を教育することはあっても、夫が妻を教育するというケースはあまり耳にしませんよね。
子どもがいない夫婦であれば、2人の問題ですし考えなければならないこともかなり少ないので、お互いが教育し合うということも必要ないのでしょうが、育児という大仕事が入ると、これまでとは生活がまるで変わってきます。
そこに順応に対応できるのはやはり奥様のほうで、夫はついていくので精一杯というケースがほとんどではないでしょうか。

もともと女性は男性よりも強い印象がありますが、妻が家庭を作っていこうという気合は並大抵のものではないですし、母になればさらにその思いは強くなるのだと思います。
こんな立派な奥様に支えられて、今回のご主人は幸せ者ですね。

ちなみにこちらのご主人、育児を手伝うようになってから家庭を支えることに目覚めたようで、毎日の帰宅が早くなったのはもちろん、会社を上げて朝型人間に変わり、さらには保護者会の会長にまでなってしまったとのこと。
自分はもう50代ですが、家庭を作るということについてとても勉強させてもらった記事でした。