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妻は優しいです

細やかな気遣いができる人

工夫をこらした食事を作ることが大好きで、食べることも大好きな妻は、細やかな気遣いをする人です。
ちょっと間違えると、天然でしょうといわれるタイプですが、穏やかな時間が大好きで、争いごとはできるだけお断りと思っています。
こうした思いを持っている人はたくさんいるわけですが、優しさを実感できるように行動するというのは、大変難しいことでしょう。

人に優しくするというのは、簡単なことではありません。
思いやる気持ちが必要で、あまりいらいらしないようにするということも大切でしょう。

うちの妻の場合、思いやりも強く、いつでも周りの人に対してできることは何だろうと考えていたりします。
ですが、お店の接客が悪かった時に穏やかな声で叱っていたことがありました。
この時も、怒るとしても優しく注意をするといった方に近いです。

これももともとそういった仕事をしていたために、人のことを考えて仕事をする大切さを知っているからなのです。
接客業において相手を考えることをしない、買ってもらうという立場であることを理解していない、そんな人は私だったら怒鳴っていたでしょう。
しかし妻の叱り方はこうでした、「疲れているようですが大丈夫ですか?」
これには店員も驚いて慌てて態度を改めていました。

優しさのある行動が心に響く

私の場合、仕事が不規則で、やたらと遅くなることも珍しくありません。
年齢も年齢ですので、本当はもっと負担を減らすべきなのでしょう。
しかし、仕事ですので、そんなに簡単にはいかないのが現状なのです。

そんな時にでも、しっかりとご飯を作ってくれます。
普通に考えれば、自分だって働いているのですから、嫌な顔を見せるときもあるでしょう。
にこやかな顔をしながら用意をしてくれるのですから、感謝しなければいけないと思うことになるのです。

もしかしたら、作戦かもしれません。
でも、そんなことができるほど器用ではなく、気持ちでやってくれるのですから、いつかしっかりと返さなければいけないと思うのでしょう。
優しさとは、こうした形にならないものだと思うのです。

なかなか優しさということを言葉にするのは難しいものです。
少なくても、見返りを求めてやっていることではなく、素直な気持ちでやっていることだからこそ、やさしさと感じることができるのでしょう。
また、優しさを押しつけてくるのではなく、正にかゆい所に手が届くと言った気配りの良さには脱帽です。
自分でもそうしていかなければいけないと、痛切に思ってしまう瞬間でもあるのです。